
静鉄バスってシニア割引ありそうよね?
結論からいうと、静鉄バスには70歳以上を対象にした定額制のシニア割引があります。
代表的な「大御所パス」を使えば、静鉄バス全線で利用できるので、買い物や通院などでバスを頻繁に利用するシニア世代の方には大きな節約効果になります。

お得に利用できると、お出かけの回数も増えますよね
この記事では制度の内容や申請方法、実際にどれくらいお得になるかを具体的に解説します。
まずは自分の生活スタイルに合った利用方法を見つけて、ぜひ今日から活用してください。
- 静鉄バスのシニア割引制度の種類と特徴
- 申請に必要な書類や窓口での手続きの流れ
- どれくらいお得か料金シミュレーションで把握
- 大御所パス・1日フリー乗車券の違いと活用方法
- 利用時に注意すべき有効期限や再発行ルール
静鉄バスでシニアが使える割引は?

静鉄バスには、70歳以上を対象としたシニア割引制度があります。
代表的なのは「大御所パス」で、静鉄バスのほとんどの路線を定額で乗り放題できます。
日常の買い物や通院でバスを頻繁に利用する方にとって、大きな節約につながる制度ですよね。
さらに「1日フリー乗車券」などの乗り放題券も利用可能。
遠出や孫との外出に活用すれば、1日の移動費を気にせず予定を立てられます。
以下に、シニア世代が利用できる主な割引制度を一覧にしました。
割引制度名 | 対象 | 特徴 |
---|---|---|
大御所パス | 70歳以上 | 静鉄バス全線が定額で乗り放題 |
一日フリー乗車券 | 年齢制限なし | 1日乗り放題券 シニア世代の外出にも使いやすい |
その他割引 | 学生や障害者向け | 家族利用時に参考になる割引制度 |
静鉄バスは複数の制度を揃えており、とくに大御所パスはシニア世代の生活を支える定番の割引です。
静鉄バスのシニア割引の申請方法と使い方
シニア割引を利用するためには、事前の申請が必要です。
準備から手続きまでの流れを理解しておくことで、スムーズに利用を始められますよ。
必要な書類と準備するもの
申請時には以下の書類を持参します。
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証、マイナンバーカードなど)
- 申請料金(大御所パスを購入する場合の定額料金)
- LuLuCaカードの発行費用(デポジット500円)
本人確認書類は年齢を確認するために必須です。
LuLuCaカードの発行費用は、すでに持っている場合は必要ありません。
申込窓口と手続きの流れ
申請は静鉄バスの営業所や主要ターミナル窓口で行えます。
手続きの流れは次のとおりです。
- 窓口で「大御所パス」申込書を受け取る
- 必要事項を記入し、本人確認書類を提出
- 料金を支払い、パスを受け取る
- 初回利用日から有効開始
混雑しやすいのは月初めや平日午前中なので、少し時間をずらすと待ち時間を減らして申し込みができますよ。
パスを乗車時にタッチする
大御所パスの使い方は、静鉄バスに乗る際、通常のICカードのようにタッチするだけです。
降りるときもタッチするだけなので、おつりの心配もなく簡単に利用できますよ。
更新や再発行について
大御所パスは有効期限が決まっているため、継続利用する場合は更新が必要です。
更新時にも本人確認書類が求められるため、忘れずに持参してください。
紛失や破損の際は再発行が可能ですが、手数料がかかる場合があります。
このように、必要書類を揃えて窓口で申請するだけで、静鉄バスのシニア割引はすぐに利用できます。
準備を整えておけば、初めての方でも安心して申し込みができますね。
静鉄バスのシニア割引はどれくらいお得?
静鉄バスのシニア割引は、利用頻度が高い方ほど大きな節約効果があります。
具体的にどのくらいお得になるのか、通常運賃と比較して見てみましょう。
通常運賃との比較
静鉄バスの一般的な区間運賃は200円前後です。
週3回の通院や買い物で往復利用すると、1週間で約1,200円、1か月で約5,000円前後かかります。
年間にすると6万円以上の支出となり、家計への負担は軽くありません。
これに対して「大御所パス」を利用すると、定額でバスに乗り放題になります。
たとえば月額7,000円のパスを購入した場合、月35回(往復17.5回)の乗車で元が取れます。
40回以上利用すれば、実際の支払額は通常運賃よりも1,000円以上安くなる計算です。
節約効果のシミュレーション
下記は、1か月の利用回数ごとの節約額をまとめた表です。
月の乗車回数 | 通常運賃(200円想定) | 大御所パス利用時 | 節約額 |
---|---|---|---|
10回(往復5回) | 約2,000円 | 7,000円 | -5,000円 |
20回(往復10回) | 約4,000円 | 7,000円 | -3,000円 |
30回(往復15回) | 約6,000円 | 7,000円 | -1,000円 |
35回(往復17.5回) | 約7,000円 | 7,000円 | ±0円(元がとれるライン) |
40回(往復20回) | 約8,000円 | 7,000円 | +1,000円 |
60回(往復30回) | 約12,000円 | 7,000円 | +5,000円 |
このように、外出が増えるほど割引の効果が大きくなります。
シミュレーションは200円区間の想定なので、区間が長くなればもっとお得を感じられるでしょう。
特に毎日のように通院や買い物をする方にとっては、年間で数万円単位の節約につながる可能性があります。
静鉄バスのシニア割引は、単なる交通費の節約にとどまらず「外出をためらわなくなる」効果をもたらします。
経済的な安心感が、活動的な生活を後押ししてくれるはずです。
静鉄バスでシニアがお得に利用する方法
シニア割引を上手に活用するには、利用シーンに合わせて制度を使い分けることが大切です。
普段の通院や買い物だけでなく、特別なお出かけにも対応できるよう工夫することで、無駄なく交通費を節約できます。
大御所パスを日常の移動に活用する
大御所パスは定額制なので、週に数回以上バスを利用する方に向いています。
たとえば、通院や買い物で月に18回以上乗車する場合、通常運賃を支払うよりも確実に安くなりますよ。
頻繁に外出する方は「パスを持っているから乗ってしまおう」と気軽に出かけられるようになり、生活の自由度が高まります。
バス1日フリー乗車券で特別な日を楽しむ
週末の外出や孫との観光には、1日フリー乗車券が役立ちます。
静岡・清水地区の主な観光地を自由に回れて、定額で乗り放題になるため、1日のうちに3回以上乗車すれば十分に元が取れますよ。
ご家族と一緒に旅行するならお得に利用しやすいのでおすすめです。
静鉄バスのお得制度比較
制度名 | 対象年齢 | 料金目安 | 利用可能範囲 | メリット | 向いている人 |
---|---|---|---|---|---|
大御所パス | 65歳以上 | 1ヶ月7,000円~ | 静鉄バス全線 | 定額で何度でも乗り放題 | 通院や買い物で週3回以上バスを使う人 |
バス1日フリー乗車券 | 年齢制限なし | 大人 1,600円 小人 800円 | 〈電車〉全線 〈バス〉静岡駅などを起点に片道730円区内エリア | 1日中乗り放題、遠出に便利 | 週末の観光や孫とのお出かけに利用する人 |
このように、大御所パスは日常利用、1日フリー乗車券は特別な外出という使い分けをすると、交通費を大きく抑えられます。
お出かけの仕方によって最適な方法を見つけてくださいね。

孫と出かけるなら1日フリー乗車券がお得なのね!
静鉄バスのシニア割引は併用できる?

静鉄バスのシニア割引制度は便利ですが、他の割引と同時に利用できるかどうかは気になる点です。
結論から言えば、大御所パスや1日フリー乗車券といった定額制の割引は、基本的に他の割引と併用できません。
すでに大幅な値引きが含まれているため、重ねて割引を受けることはできない仕組みです。
併用ができないケース
- 大御所パス+学生割引や障害者割引
- 1日フリー乗車券+通常の定期券
- シニア割引パス+キャンペーン運賃
このように、定額制や特別価格のパスは単独で完結した制度として設計されています。
例外的に、「清水港まぐろきっぷ」はバスや電車のほか、提携店で使えるお食事券や施設利用料が割引になる観光向けの清水を楽しめるセット券があります。
しかし、日頃から利用する場合は、シニア割引との併用はできません。
静鉄バスのシニア割引を利用する時の注意点
シニア割引はお得な制度ですが、利用にあたっていくつか気をつける点がいくつかあります。
事前に確認しておくことで、安心してスムーズに使い続けられますよ。
有効期限を忘れずに確認する
大御所パスは定期券なので必ず有効期限が設定されています。
期限を過ぎると使えなくなるため、更新の時期を把握しておくことが大切です。
更新時には再度手続きや写真提出が必要になる場合があります。
利用できない路線に注意する
大御所パスは静鉄バス全線が対象ですが、一部の高速バスや特別運行便は対象外です。
利用前に公式サイトや窓口で対象路線を確認しておくと安心です。
紛失や破損時の再発行には手数料がかかる
パスを紛失した場合、再発行には再度の申請と手数料が必要になります。
日常的に使うカードなので、専用ケースに入れて持ち歩くなど、破損や紛失防止を心がけましょう。
利用者本人のみ有効
大御所パスは本人確認をもとに発行されており、貸し借りはできません。
家族が代わりに使うと無効になるだけでなく、不正利用と見なされる可能性があります。
このように、期限・対象路線・再発行・本人利用のルールを意識しておけば、トラブルなく静鉄バスのシニア割引を活用できます。
安心して長く利用するために、ルールを理解して正しく使うことが重要です。
まとめ|静鉄バスのシニア割引で外出をもっと自由に!
静鉄バスのシニア割引は、日常の移動費を抑えながら安心して外出できる仕組みです。
特に「大御所パス」は定額制で乗り放題となり、通院や買い物などで頻繁に利用する方にとって大きな助けになります。
今回の内容を振り返ると以下の通りです。
- 静鉄バスには65歳以上を対象とした「大御所パス」があり、定額制で乗り放題できる
- 1日フリー乗車券と使い分けることで、利用頻度に応じた最適な節約が可能
- 他の割引制度との併用はできないが、清水港まぐろきっぷなど観光に特化したセット券がある
- 利用には有効期限や更新手続き、再発行のルールがあるため注意が必要
- 利用期限、利用路線を把握しておくなど注意点を知っておくと安心して利用できる
静鉄バスのシニア割引を使えば、毎日の移動を気兼ねなく楽しめます。
家計の負担を減らすだけでなく、外出の機会が増えることで生活の質も向上しますよ。
ぜひ制度を活用して、もっと自由で豊かな日常を手に入れてくださいね。