ANAのシニア割引「スマートシニア空割」は、65歳以上なら、当日に半額以下で航空券を購入できる制度です。
ANAマイレージクラブまたはANAカード会員に登録し、年齢確認を済ませておくことで利用できます。
急な旅行や思い立ったひとり旅、ご夫婦での移動にもぴったりの制度で、スマホやパソコンからも簡単に使えますよ。
この記事では、シニア割引の内容や予約方法、注意点、JALとの違いまで詳しくご紹介します。
お得に、そして気軽に空の旅を楽しむために、今から準備を始めてみませんか。
- ANAのスマートシニア空割の対象者と利用条件
- 予約方法と当日スムーズに手続きするため準備
- JALとの割引料金の比較
- シニア割引のお得な活用方法
- よくある質問や実際に利用した人の口コミ
ANAでシニアが使える割引は?

ANAの「スマートシニア空割」は、65歳以上の方が当日限定でお得に航空券を購入できる制度です。
空席がある場合に限り、通常より大幅に安い運賃で利用できます。
スマートシニア空割を使えば、片道で50%以上安くなることもありますよ。
気ままなひとり旅はもちろん、急な帰省や家族との旅行にも活用しやすい運賃となっています。
この制度の特徴は、搭乗日当日の午前0時以降に予約できることです。
また、スマートシニア空割を利用するには、
- ANAマイレージクラブまたはANAカード会員であること
- 満65歳以上であること
という条件を満たす必要があります。
予約はアプリや公式サイト、電話、空港カウンターから可能で、手続きもスムーズです。
ANAシニア割引の予約方法や予約できないときの対処法
「スマートシニア空割」は、搭乗日当日の午前0時から予約が可能になります。
65歳以上のANAマイレージクラブ会員またはANAカード会員が対象で、事前予約はできません。
ここでは、予約の流れと注意点をわかりやすくご案内します。
公式サイトや電話、空港で予約可能
予約方法は以下の3通りあります。
- ANA公式サイト(マイページ)
- 国内線予約・案内センター(電話)
- 空港カウンターまたは自動チェックイン機
なかでも、一番便利でおすすめなのはANA公式サイトからの予約です。
電話での予約もできますが、混雑時はつながりにくいことがあります。
また、空港カウンターでは対面で手続きできるため、初めて利用する方やスマホに不慣れな方には安心です。
なお、旅行代理店では取り扱っていないので、ご注意ください。
公式サイトからの予約方法
スマートシニア空割の予約は、搭乗日当日の0時から出発の20分前までとなっています。
具体的な手順は以下の通りです。
- ANA公式サイトからマイページにログイン
- 「片道」「希望日時」「出発地・到着地」を選択
- 「スマートシニア空割」の運賃が表示されていれば選択
- 支払い方法を選択(クレジットカード、SKYコイン、コンビニなど)
- 座席指定・購入完了
早朝便に乗る場合は、前日の夜に0時を待って予約するのがおすすめですよ。
空席が埋まる前に予約を済ませましょう。
電話や空港カウンターでの予約方法
パソコンやスマホの操作に不安がある方は、電話予約や空港カウンターの利用もおすすめです。
- 電話予約:ANA国内線予約・案内センター(0570-029-222)
- 空港:カウンターや自動チェックイン機から予約・購入可能
特に、空港ではスタッフが案内してくれるため、初めての方でも安心して利用できます。
会員証や年齢確認書類が必要な場合もあるので、持参しておくとスムーズです。
予約できないときの原因と対処法
以下のようなケースでは、搭乗日当日でも予約できないことがあります。
- ANAマイレージクラブに未登録
- 生年月日確認が未完了
- 搭乗予定便が満席
- 午前0時前にアクセスしている
- 他の割引運賃で予約している(併用不可)
特に注意すべきなのは「会員登録と生年月日登録が完了していない」ことです。
登録が不完全だと、そもそも「スマートシニア空割」が検索結果に表示されません。
予約開始のタイミングで空席を確保するためにも、事前準備を済ませておくことが大切です。
ANAのシニア割引を使う前に必要な準備
ANAのシニア割引を安心して使うためには、事前に済ませておくべき準備がいくつかあります。
順を追って確認しましょう。
ANAマイレージクラブ会員になる
まず最初に必要なのは、ANAマイレージクラブ会員登録です。
会員になると、マイページにログインして割引を利用できますし、マイルも貯められます。
入会は無料で、ウェブから簡単に申し込めますよ。
生年月日確認登録を済ませる
スマートシニア空割を利用するためには、年齢を証明する生年月日登録が必須です。
ただし、ANAカード会員の方は、すでに登録済みとなるので必要ありません。
登録方法は、
- 空港カウンターで公的書類(運転免許証や健康保険証など)を提示
- 郵送申請で、生年月日証明書類のコピーを送付
の2通りがあります。
郵送の場合は、申し込み完了まで最大8日程度かかります。
登録が済んでいないと、Web予約の際、画面に「シニア運賃」が表示されませんので、うまくいかない方は一度確認してみてくださいね。
年齢を証明できる書類を携帯する
登録完了後でも、搭乗当日に年齢を証明する公的書類が必要な場合があります。
保険証や運転免許証などを持参しておくと安心ですね。
ANAとJALのシニア割引はどっちが安い?
ANAとJALは、どちらも65歳以上の方を対象にした当日限定のシニア割引制度を提供しています。
一見似たような制度ですが、どちらがお得なのか、両社の割引を比較してみましょう。
シニア割引の料金を比較
ANAとJALのシニア割引は、どちらも通常運賃から50~65%程度の大幅な割引が受けられます。
以下に代表的な路線での価格例をまとめました。
路線 | 通常運賃 | ANA (スマートシニア空割) | JAL (当日シニア割引) |
---|---|---|---|
羽田〜札幌 | 約43,000〜52,000円 | 約17,600円 | 約18,000円 |
羽田〜大阪 | 約24,000円 | 約9,000円 | 約10,000円 |
大阪〜熊本 | 約26,000円 | 約11,500円 | 約10,000円 |
※時期や便によって運賃は変動します。目安としてご覧ください。
ANAもJALも割引率は非常に高く、最大で70%程度の割引になる場合もあります。
ただし、どちらが安いかは路線やタイミングによって異なるため、搭乗予定の便で比較することが大切です。
ANAのシニア割引を上手に活用する方法

ANAのスマートシニア空割は、それだけでも十分お得ですが、ここでは、さらに活用するための方法をご紹介します。
簡単に取り入れられるので、ぜひご確認ください。
①早めの深夜アクセスで空席を狙う
ANAのスマートシニア空割は、当日0時以降でないと申し込めません。
人気路線では空席がすぐ埋まることもあるため、0時以降の深夜に、早めにアクセスした方が有利となります。
また、目当ての便に空席がなくても、数分おきにリロードすると稀に復活することもあるので、どうしてもその便に乗りたいという場合は試してみてくださいね。
②SKYコインと併用してさらにお得
スマートシニア空割はSKYコインでの支払いが可能です。
SKYコインはマイルを交換して得るか、ANAカード支払いなどで貯める方法があり、必要な時に使うことで出費を削減できますよ。
たとえば、片道15,000円の割引運賃でも、SKYコイン5,000円分を使えば実質10,000円で搭乗可能です。
③座席のアップグレードも可能
当日、プレミアムクラスの空席があれば、追加料金でアップグレードすることもできます。
料金は路線や時期によって異なりますが、快適に移動したいときに選択肢が広がるのは嬉しいですね。
ANAシニア割引に関するよくある質問
ANAのスマートシニア空割を利用する際に気になる点をまとめてみました。
Q&A形式で記載していますので、不明な点があればチェックしてみてくださいね。
- 往復でも利用できますか?
-
いいえ、片道ずつの購入のみ可能で、往復まとめてのシニア運賃は設定されていません。往復で利用する場合は、片道ずつスマートシニア空割を予約してください。
- すでに他の運賃で予約した便をシニア運賃に変更できますか?
-
残念ながら変更できません。一度購入した便は、スマートシニア空割への変更ができません。変更したい場合はキャンセル後、再び当日の割引で予約を取り直す必要があります。
- パソコンやスマホの操作が苦手でも大丈夫ですか?
-
はい。操作に不安がある場合は、空港カウンターで直接予約・購入できます。スタッフがサポートしてくれるので、安心して手続きできます。
- 当日空席があっても販売されていないことはありますか?
-
はい、あります。空席があっても、スマートシニア専用枠が設定されていない便もあります。そのような場合は、通常運賃のみ販売されますのでご注意ください。
- 取消・払い戻し手数料はどうなりますか?
-
スマートシニア空割のキャンセル料は、出発時刻前の取消で運賃の約5%です。出発後は100%払い戻し不可となります。急な変更の場合はご注意ください。
ANAのシニア割引の口コミ
実際に「スマートシニア空割」を利用した方の口コミには、満足の声もあれば気になる点への指摘もありました。
お得さに関する口コミ
満足度の高い声がもっとも多かったのが「価格の安さ」についての評価です。
- 「羽田〜札幌が17,600円で予約できた。通常の半額以下だったので、もう通常運賃では乗れない」
- 「SKYコインも併用できたので、実質1万円以下で北海道旅行が実現できた」
- 「夫婦で使って3万円弱。新幹線よりも安くて早いのがありがたい」
特に割引率の大きさにメリットを感じている方が多く、旅へのハードルがぐっと下がったという声が目立ちます。
予約や操作性に関する口コミ
WEB予約ができる点は高評価ながら、操作に慣れていない方にとってはやや難しく感じることもあるようです。
- 「空港カウンターで予約をお願いしたら丁寧に対応してもらえた。不安な人は現地で頼るのが一番」
- 「0時を狙っても空席がすぐ埋まるので、少し運も必要かも」
事前に会員登録し、操作の流れを理解しておくことが、スムーズな予約成功につながるポイントですね。
登録や事前準備に関する口コミ
生年月日の登録が必要であることを知らずに戸惑った、という声も複数見られました。
- 「ANAマイレージには登録していたが、生年月日確認をしていなかったので予約できず焦った」
- 「空港で確認書類を見せればすぐ登録できた。郵送でもできるけど時間がかかるので早めに準備を」
- 「ANAカード会員なら登録不要と後で知った。それならカード作っておけばよかった」
初めて使う場合には、余裕を持って登録作業を終わらせておくと良さそうですね。
総合的な評価
ANAのシニア割引については、「また使いたい」「旅の選択肢が広がった」といったポジティブな感想が大多数を占めています。
一方で、予約や登録の際には、条件の見落としがないように注意が必要だということも分かりました。
まとめ
最後に、この記事で紹介したANAのシニア割引のポイントをまとめます。
- ANAのシニア割引は65歳以上限定、当日予約のみ有効
- 最大50%以上の割引が受けられ、通常運賃より圧倒的に安い
- 予約は当日の午前0時から、WEB・電話・空港で受付可能
- 初回利用前にANAマイレージクラブ登録+年齢確認手続きが必要
- SKYコインやマイルとの併用で、さらにお得に旅ができる
思い立ったその日に予約できる、ANAのスマートシニア空割は、自由な大人の旅を支える心強い味方です。
興味のある方は、ANAマイレージクラブに登録し、年齢確認を済ませておきましょう。
身軽な旅の選択肢の一つとして、ぜひ検討してみてくださいね。